2023年に東京証券取引所が「資本コストや株価を意識した経営」を上場企業に求めて以来、現金を貯め込んだまま株価が割安な会社は、増配や自社株買いで株主に還元するよう求められています。物言う株主(アクティビスト)が投資先として狙うのも、こうした会社です。
ネットキャッシュ = 現金預金 + 短期保有の有価証券 − 有利子負債(借入金・社債・CP)。リース債務は含めていません。NC比率 = ネットキャッシュ ÷ 時価総額 です。
会社が持っている正味の現金だけで、株式市場での会社の値段(時価総額)を上回っている状態です。理屈の上では「事業がタダで買える」ほど割安ともいえますが、現金を使う予定がある、海外子会社に資金が滞留しているなど、事情がある場合もあります。
ネットキャッシュ比率30%以上、PBR1倍未満、配当性向40%未満の3つを満たす銘柄を、ネットキャッシュ比率の高い順に並べています。お金に余裕があり、株価が割安で、配当にまだ余地がある会社です。
「権利確定月」で絞り込むと、その月に配当の権利が取れるキャッシュリッチ企業がわかります。今月の配当ランキングとあわせて、減配しにくい高配当株を探すのに役立ちます。
財務データは各社の有価証券報告書の提出にあわせて順次更新します。3月決算企業は例年6月下旬に提出が集中します。株価の日付は表の上に表示しています。